多様な文化が入り混じる華やかな古都 マラッカです!
マレーシアにある世界遺産の古都マラッカ。
マラッカには東西を結ぶ貿易拠点として
ポルトガル、オランダ、イギリスといったヨーロッパの列強による
植民地支配を受けてきた歴史があります。
そして400年以上続いた植民地支配は
ヨーロッパとアジアを融合した独特の街並みと文化を生み出し、
2008年に「マラッカ海峡の歴史都市群」として世界遺産に登録されました。
<プラナカン文化(ババ・ニョニャ文化)>
1400年にインドネシア・スマトラ島の王子
パメスワラにより建国されたマラッカ王国は、イスラム教を積極的に導入し、
今日のマレー世界の原型となったと言われています。
マラッカ王国はインド、中国やアラブ諸国との貿易の中継点として繁栄していきますが、
東西貿易の交易点という地の利のために、
16世紀になるとポルトガルやオランダ、イギリスなど、
ヨーロッパの列強国による支配を受けるようになりました。
各国が残した建築物、教会や寺院とともに、
宗教や食文化も長年にわたって受け継がれ、
マラッカを東アジア、東南アジアにおいて他にはないユニークな街にしています。
マレーシアには中国文化の影響が色濃くありますが、
特にマレーと中国、さらにヨーロッパの文化が融合した
「プラナカン文化(ババ・ニョニャ文化)」が栄えたのもマラッカの特徴です。

<ババ・ニョニャ料理>
かつて東西交易のためマレーシアへ渡ってきた
華僑の男性と、現地マレーシア人女性が結婚し
生まれた子孫の男性を「ババ」、女性を「ニョニャ」と呼び
「ニョニャ料理」は彼らの「おふくろの味」。
中華料理がベースだけど、さらにスパイシーな味付けが多いのが特徴。

オタオタ・ニョニャ・ラクサなど中華料理とマレー料理の融合でできた料理。
少し辛いけど、美味かった!
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Malacca Sultanate Palace |
マラッカ王国時代のスルタン(王)の
王宮を再現した建物。
現在は文化博物館
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Porta de Santiago |
1511年にオランダからの攻撃を防ぐため
ポルトガル軍によって建てられた砦

オランダ東インド会社の紋章と大砲 |

St. Paul's Church
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ポルトガル支配の頃、
キリスト教布教の拠点として
建てられた教会跡

ランシスコ・ザビエルの像 |

St.Francis Xavier's Church
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1849年にフランシスコ・ザビエルの
功績を讃えて建てられたカトリック教会

ザビエルと弥次郎の像 |

Dutch Square
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マラッカ観光のスタート地点となる広場
赤いカラフルな建物があり、
レッド・スクエアとも呼ばれています

1901年に建設されたビクトリア女王噴水 |

Christ Church
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1753年に完成した
オランダ建築の代表例とされる
木造のプロテスタント教会

天井の梁は、継ぎ目のない一本の木 |

St. Peter's Church
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1710年に建設された教会
ポルトガル人移住者の子孫によって
建てられたマレーシアで
最も歴史のあるカトリック教会
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Maritime Museum
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マラッカ海峡で沈没した
ポルトガルの交易船
(フロール・デ・ラマール丸)
原寸大で再現した海洋博物館
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Malacca Tower
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高さ110メートル
80人乗りの回転式の展望室が
最上部まで往復し、
市街やマラッカ海峡を一望できます
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