出張先での雑記帖



マレーシア
Malaysia


気分転換に旅先(モチロン仕事)での画像をお届けします!
(印象に残った画像を都度掲載予定です)






2018年 8月 16日(木) マラッカ(マレーシア)

多様な文化が入り混じる華やかな古都 マラッカです!

マレーシアにある世界遺産の古都マラッカ。
マラッカには東西を結ぶ貿易拠点として
ポルトガル、オランダ、イギリスといったヨーロッパの列強による
植民地支配を受けてきた歴史があります。
そして400年以上続いた植民地支配は
ヨーロッパとアジアを融合した独特の街並みと文化を生み出し、
2008年に「マラッカ海峡の歴史都市群」として世界遺産に登録されました。


<プラナカン文化(ババ・ニョニャ文化)>

1400年にインドネシア・スマトラ島の王子
パメスワラにより建国されたマラッカ王国は、イスラム教を積極的に導入し、
今日のマレー世界の原型となったと言われています。
マラッカ王国はインド、中国やアラブ諸国との貿易の中継点として繁栄していきますが、
東西貿易の交易点という地の利のために、
16世紀になるとポルトガルやオランダ、イギリスなど、
ヨーロッパの列強国による支配を受けるようになりました。
各国が残した建築物、教会や寺院とともに、
宗教や食文化も長年にわたって受け継がれ、
マラッカを東アジア、東南アジアにおいて他にはないユニークな街にしています。
マレーシアには中国文化の影響が色濃くありますが、
特にマレーと中国、さらにヨーロッパの文化が融合した
「プラナカン文化(ババ・ニョニャ文化)」が栄えたのもマラッカの特徴です。

  


<ババ・ニョニャ料理>

かつて東西交易のためマレーシアへ渡ってきた
華僑の男性と、現地マレーシア人女性が結婚し
生まれた子孫の男性を「ババ」、女性を「ニョニャ」と呼び
「ニョニャ料理」は彼らの「おふくろの味」。
中華料理がベースだけど、さらにスパイシーな味付けが多いのが特徴。


  

オタオタ・ニョニャ・ラクサなど中華料理とマレー料理の融合でできた料理。
少し辛いけど、美味かった!




Malacca Sultanate Palace
マラッカ王国時代のスルタン(王)の
王宮を再現した建物。
現在は文化博物館


Porta de Santiago
1511年にオランダからの攻撃を防ぐため
ポルトガル軍によって建てられた砦



オランダ東インド会社の紋章と大砲

St. Paul's Church
ポルトガル支配の頃、
キリスト教布教の拠点として
建てられた教会跡



ランシスコ・ザビエルの像

St.Francis Xavier's Church
1849年にフランシスコ・ザビエルの
功績を讃えて建てられたカトリック教会



ザビエルと弥次郎の像

Dutch Square
マラッカ観光のスタート地点となる広場
赤いカラフルな建物があり、
レッド・スクエアとも呼ばれています



1901年に建設されたビクトリア女王噴水

Christ Church
1753年に完成した
オランダ建築の代表例とされる
木造のプロテスタント教会



天井の梁は、継ぎ目のない一本の木

St. Peter's Church
1710年に建設された教会
ポルトガル人移住者の子孫によって
建てられたマレーシアで
最も歴史のあるカトリック教会



Maritime Museum
マラッカ海峡で沈没した
ポルトガルの交易船
(フロール・デ・ラマール丸)
原寸大で再現した海洋博物館



Malacca Tower
高さ110メートル
80人乗りの回転式の展望室が
最上部まで往復し、
市街やマラッカ海峡を一望できます